プラナリア(渦虫)という小さな下等水中動物に条件付け訓練によって電気ショックの方を避け、餌のある方に行かせるようにする。そう訓練したプラナリアを、今度は未訓練の別のプラナリアに食べさせたところ食べた未教育のプラナリアもちゃんと電気を避けて餌に向かった、というのである。(『流れとよどみ』大森荘蔵)
こんなこと、初めて知った。1960年代に起こった『プラナリアの記憶物質論争』のことで、この実験は追試しても確認されなかったそうだが、大森さんは「もしそういうことがあるならば人の爪の垢を煎じて飲んで利口になるといったことも不可能ではあるまい」と続けている。
そこで、ふと思い浮かんだのが、「似たもの夫婦」であり、「モリケイ」であり、「ウインドインハーヘア(ディープインパクトの母)」である。
結婚してしばらくすると、顔が似てくる夫婦がいるが、何でそうなるのか不思議だった。もしかしたら、その「記憶物質」とやらが、たとえば性交によって妻にガツンと注入され、だんだん似てくるのかも知れない。モリケイは、1977年デビューで8戦した後の翌78年、厩舎内で仔馬を産んだ。つまり、それまで身重でありながら3勝をあげてきたわけだ。ウインドインハーヘアも、1991年欧州の年度代表馬になったアラジとの仔(初仔)を受胎中でありながら独GIを勝っている。やはり、牡馬から注入されたある物質が彼女たちに何かしらの影響を与えたと考えてもいいだろう。
……せっかく、ウインドインハーヘアに登場していただいたのだし、記憶物質説も実は、現代科学では否定的であり、研究者に訊いても、どうせ、「The answer,my friend,is blowing in the wind」と応えるだけだろうから、ここで、ボブ・デュランの「風に吹かれて」をお聞きいただきましょう。
先週の金曜日は、久々のイベント。催しが終わったあとは、“新種牡馬辞典”の、立ちあげの時からの編集長である、元自由国民社の大越サンの、フリー転出を祝っての激励会。
チョーシに乗って、吉澤ジョージさんたちと、夜遅くまで新橋でドンチャカ。翌日のルーラーシップの惨敗もあり、土曜日の夜はクシャミ三回、ルル三錠。
鼻水をたらしながら、最強の法則の座談会となったが、さすがに日曜日は競馬場入りを自重。
明けて火曜日。子フグ1号と、今話題の「アバター」を観劇。ゲラゲラと笑う娘の顔を、久しぶりに見たような気がするが、子フグ1号は、赤ちゃんの時から、笑うと右のホッペに笑窪ができるんですね(従って、音無厩舎のエクボ好き)。
大きくなって、JRA―VANでもお馴染みの、真鍋かおりサンも使用したという、プロアクティッブを愛用する、アバタ顔になったが、今でも笑うと、片笑窪が浮き出すのを確認。これがホントの、アバターも笑窪――誰かに先を越される前に、言っておかなくっちゃ(笑)。
ちなみに栗岩太郎クン。AVを見るときには、常に3D用のゴーグルを装着しているらしいが、
「うーん。ドド〜ンと、オッパイが飛び出てきて欲しいのに、なんでだろうなぁ?」と、浮かぬ顔。金曜日は丹下のトークショーを袖にして、上野広小路亭で講談。
公演後の飲み会に参加させてもらい主席の神田陽司さんと名刺交換。
陽司さん、早稲田大学を卒業後、情報誌『シティロード』の副編集長を務め、その後、先代の神田山陽に弟子入りしたという変り種。
この夜は龍馬物の一席だったが、かつては高橋三郎さんに取材してまで講談『ハイセイコー物語』を創作した御方。
馬券は素人とおっしゃるが、競馬にドラマを感じているファンのひとりだった。
興味ある方は、陽司さんのHPに遊びに行って下さい。
http://www.t3.rim.or.jp/~yoogy/
その飲み会で隣に座ったのが、マンガ家の卵さん。
ペンネームが「牝馬」というのだから、こちらは筋金入りの競馬ファン。
その名はまったく体を表さず、まだ若いというのに五月人形に出てくる鐘馗さまのようなヒゲを蓄えている。
競馬といえば、何が何でも牝馬なんです! という。
うーん、小生にはマンガ家の心が読み取れません。
卵の身ながら、「今回、もし参加しなかったら、何のためにこの世に生を受けたのか分からなくなります」ということで、ウオッカ、ブエナビスタ、レッドディザイア、そして米国牝馬ゼニヤッタがそろうドバイ観戦ツアーに参加する。
ひぃ〜。ルーラーシップ敗退。
でも、上がり3Fの11秒7―11秒1―11秒0って、いったい何なんだ。
レースの上がりが33秒8に対し、ヒルノダムールのソレは33秒1。
上手くインをすくって、藤田クンも、してやったり。今日のところは、勝ち切ったヒルノを褒めてあげましょう。でも、負け惜しみじゃなくて、次こそは。
馬体も柔らかみが出て、馬自体はいい方向に向かっていると思うよ。
土曜日・6時からは、雑誌・最強の法則の定例座談会。山田乗男の顔を見るのが、なんかうっとおしいかも(笑)。
サンスポでは、月曜日の一面に続いて、木曜日の最終面紙面も、ルーラーシップがデカデカ。
他の何紙かのスポーツ新聞も、土曜日の若駒Sに紙面を割いているが、エラいこっちゃ。
こういう扱いになると、
「ホントにディープの再来なんスかね。ゴールスキーのほうが、実は強かったりして」と、山田乗男のように、大コケしたとき、コッソリと陰でニヤリと笑う、根の暗いタイプもいたりするが、結果はどうあれ、ルーラーシップに対し、まずは自分の見積を堂々と述べよ。
それが、予想家であり、男ってもんだろ(笑)。なんて、明日の金曜日は、宮嶋千佳子サンをパートナーに、新橋のGateJで、3歳馬をメインにしたトークショーが、午後6〜7時にあります。
ルーラーシップとゴールスキーは、実にタイムリーなネタだなぁ。
お暇なら、見にきてね。


